本研究室の学生(納富祐典,D3)が主催する第一回システム行動学研究会を駒場キャンパスで開催します。
特設サイト:https://systemsethology.github.io/website/event_01/conference01_home


動物の行動を解析することは,行動学の基盤を成す重要な手法であると言っても過言ではありません。近年,機械学習や工学技術の向上により,行動学における画像解析の手法は飛躍的に多様化しています。一方で,どの手法を選ぶべきか,また他の研究者はどのような場面でどのように問題を解決しているのかといった疑問も生じます。そこで,第一回システム行動学研究会では,「画像解析と行動学」をテーマに掲げ,画像解析を用いた幅広い行動学研究に焦点を当てた大規模なイベントを開催する運びとなりました。
招待講演者として、大変豪華な先生方をお招きしています。ここでしか味わえない至高のコラボレーションをお楽しみください。
また、一般参加者の公募ポスター発表も歓迎しています。詳細はwebsiteをご覧ください。周りの皆さまにもぜひご周知いただけますと幸いです。
日時・会場 2025年5月30日(金), 31日(土) 東京大学 駒場Ⅰキャンパス
テーマ 行動の追跡(トラッキング)や行動分類,VR行動介入,神経活動イメージングなど,画像解析を中心とした動物行動学の研究集会
形式 公募ポスター発表,招待講演,若手向けの旅費補助あり
主催 システム行動学研究会,日本比較生理生化学会 若手の会,
後援 公益信託進化学振興木村資生基金,日本比較生理生化学会,東京大学 土畑研究室
懇親会 1日目終了後、会場内で簡単な食事を用意します。ポスターを見ながら語り合いましょう。
招待講演者 演題一覧
池上高志(東京大学)「A Community First Theory : 集合知の新しい理解に向けて」
西成活裕(東京大学)「群集のマネジメントと混雑緩和」
西森 拓(明治大学)「個のダイナミクスから集団のロジックへ —アリ集団の行動測定と理論解析—」
大脇 大(東北大学)「運動への介入から紐解く生物の潜在的適応能」
風間北斗(理化学研究所)「匂いの価値に基づいた嗅覚行動を司る神経回路動態とメカニズム」
川嶋宏彰(兵庫県立大学)「群れの機械学習と制御」
木下充代(総合研究大学院大学)「アゲハチョウの視覚システム」
新村 毅(東京農工大学)「鳥類の行動のシステム生物学」
西海 望(新潟大学)「動物に学ぶターゲット追跡戦略のシステム論」
廣井 誠(沖縄科学技術大学院大学)「広視野高精細映像で追う多個体の姿勢推定と皮膚パターン解析」